初回の稽古を終え、相手役とのやり取り、演出からの指示を頭に浮かべながら自分なりの考えを構築し、9/2(金)、2回目の稽古へ。
動きを付け、何回かの稽古をしたあとにタイムを計ると9分弱。全体を2時間以内で収めたいため、2分縮め、7分台にしたいと演出の指示。そんなこんなで前回同様、1時間ほどで稽古は終了した。
2回目で、ほぼ完璧な動きが付いたので、歩きや電車といった移動時間を利用して脳内1人シミュレーション稽古をし、それ以外は実際に部屋で動いてみて1人稽古をして台詞を頭に叩き込んだものの、9/11(日)に台本を外しての3回目にして初の通し稽古で台詞が飛んだ(;_;)。自分では気付かなかったけれど、ほぼ初対面に近いメンバーの前で演じたことで緊張してしまったようだ。台詞が飛んだことで焦り、活舌もボロボロになるしでホント情けない。いい年したオッサンなのに……。
この通し稽古で芝居の上演時間が、ほぼ2時間と確定した。本番でアドリブを入れたりトラブルが発生したとしても、2時間15分以内には終わるだろう。9/15(木)にも通し稽古をし、僕の稽古場での練習は4回で終了。なんとか台詞は飛ばなくなるも、まだ安心できない自分がいた。
そして迎えた9/21(水)、舞台初日。この日の夜に行われる本番で、亜路企画の「夜曲(ノクターン)~放火魔ツトムの優しい夜~」が幕を開ける。
しかし、その数時間前にAキャストによるゲネプロがあった。ゲネプロとは実際に演じる場所を使って、音響、照明、役者、その他スタッフが本番同様にする稽古のこと。
台風15号による大雨・洪水・暴風警報が発令される中、そこそこ濡れながら13:40に阿佐ヶ谷アルシェへ小屋入り。ソワレ(夜公演)メンバー、Aキャストによるゲネプロ前に、2日後が出番の僕だけ抜きのゲネプロ。最初の予定では22(木)、Bキャストゲネプロ前だったのだが、仕事が入ったので代えてもらったのだ。おかげで、初日の日替わりゲスト筒井巧さんにお会いできた。
筒井巧さんは、「宇宙刑事ギャバン」から始まるメタルヒーローシリーズの第7弾、「世界忍者戦ジライヤ」の主役・山地闘破を演じた方。映画「釣りバカ日誌」シリーズでもおなじみで、偶然にも稽古に入る前に観た、吉永小百合主演「おとうと」で、僕と同じ青二プロダクション所属の松野太紀さんと同じシーンに出演されていた。また、顔出しの役者さんではあるが青年座に所属しているため、声優としても数多くの作品に出演されている。共演では無いけれど、数年前、筒井さんが出演した企業VPでナレーションを担当したことがあるのは僕だけの秘密だ(^^)。
みんなへ挨拶をして廻っていると、舞台と客席の天井にバケツやらビニール袋を取り付けているスタッフが。「なんの演出なんだろう? どのシーンの小道具だ?」と近づいて行くと雨漏りだった!? 建物のメンテナンスが不十分なのか台風15号の影響が甚大なのか、とにかくこのままでは客入れが出来ない。とりあえずの応急処置を済ませゲネプロへ。
稽古場の仮組みと違い、飛び乗ったり飛び降りたり出来るセット。そして予想より長い出ハケの通路。「動きに若干の修正を加えないとなぁ」「同じ役の僕の演技、筒井さん、どう思っているんだろう?」などと考えながら、10分弱の僕のゲネプロが終了。次いで、数時間後に本番を迎えるAキャストのゲネプロ。さすがに稽古場での簡易的な通し稽古と違い、衣装もメイクもバッチリ、音響も照明も効果も入り、セットも完璧! なにより、みんなの気迫が違う!! そして1時間30分が経過し、僕と同じ役の筒井さんが登場。「なるほど、こう来るのか!」「あ、そんな小道具!!」などと、非常にタメになったし笑わせてもらった。とにかく、自分のとは完成度が段違いに高い。考えに考え、練られに練られている。とにかく、今から自分のシーンを根本的に変える時間は無い。今まで作り上げた自分の完成度を高めるしかない! いい意味で、ものすごいショックを受けた……。
つづく

コメント
裏話、読ませて頂きました・・・。
私も4・5回の稽古で本番を迎えましたが、やはり、稽古量の少なさは不安なものですね・・・。
織田さんのゲネプロは堂々としたものでしたよ・・・本番も拝見したかったのですが・・・すいません。
今回初めてお会いしましたが、以前にVP作品で共演していたとは知りませんでした・・・何の作品かな・・・。
20年振りの舞台、お疲れ様でした。
貴重なお時間を拙文に割いていただき、ありがとうございました。恐縮ですm(__)m。打ち上げでお会いできると思っていたら、仕事で関西の方にいらっしゃるとかで。どうもお疲れ様でした。
VPですけど、何の作品かは僕も忘れてしまいましたが、確か5年以上前、レビックさんの制作だったと記憶しています。筒井さんはスーツ姿のビジネスマン役でした(^^)。