秋田犬は「あきたいぬ」
渋谷駅にある銅像や映画などで有名な「忠犬ハチ公」。飼い主である大学の先生が亡くなったのを知らず、渋谷駅で主の帰りを毎日、何年も待ち続けた秋田犬のことです。秋田犬は日本犬種の1つで天然記念物に指定されていますが、その「秋田犬」って「あきたけん」じゃなくて「あきたいぬ」と読むの、知っていました?
僕はそんなことなど全く知らず、ずっと「あきたけん」と思っていました。小さいころからテレビなどで「あきたけん」と聞き、本などでもルビが振られていましたから。多分(^^;。
それが、ナレーターの仕事をするようになって「あきたいぬ」「あきたけん」と2つの呼び名を耳にするように。でも個人的には「『あきたいぬ』って、なんか変なの」と思っていたのですが、柴犬も「しばいぬ」「しばけん」、土佐犬も「とさいぬ」「とさけん」と呼ぶから、「いぬ」と「けん」、2つの呼び名があるんだな。でも、「あきたけん」が主流だろうと流していました(笑)。
ところが数年前、何かのナレーション原稿をいただいた時に「あきたいぬ」とルビが振ってあって、びっくり!
正式名称は、あきたいぬ
アクセント辞典を引いてみたら、僕が最初に手に入れた1985年版「三省堂 明解日本語アクセント辞典」では「あきたいぬ」のみ。ところが、1998年版「NHK日本語発音アクセント辞典」では、「あきたいぬ」の他に、許される発音としてカッコ書きで「あきたけん」も。比較的最近、「あきたけん」読みも許されているものの、どうやら「あきたいぬ」が正しいらしい。
そこでインターネットで検索してみると、「あきたけん」のほうが広く浸透している読みながら、やはり間違いで、正式名称は「あきたいぬ」。英語表記も「Akita」「Akita Inu」「Akita Dog」「Japanese Akita」。
収録時、「『あきたいぬ』が正式名称だって知りませんでしたよ」と、ディレクターさんとちょこっとだけ盛り上がったのは言うまでも無い。

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