植物図鑑/有川浩 幻冬舎文庫

植物図鑑/有川浩 幻冬舎文庫

植物図鑑/有川浩
2013/1/20初版、幻冬舎文庫(2009/6 角川書店より単行本)

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です――。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹(イツキ)という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する、風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。レシピ付き」。

「図書館戦争」のヒット&アニメ化で名前を知った有川浩さん。その後、「フリーター、家を買う」がテレビドラマ化され有川さんの存在が気になっていたところ、「阪急電車」が「阪急電車 片道15分の奇跡」というタイトルで映画化。小説は阪急今津線が舞台。阪急宝塚線を利用し今津線にも何度か乗ったことのある僕としては「これは読むしかないでしょう!」と読んだのが、有川作品との初遭遇。するとその直後に、フジテレビ主催「阪急電車 片道15分の奇跡」の試写会の募集告知TVCMナレーションを担当! うれしい偶然でした(^^)。

敷居が高い

そんなこんなで 「三匹のおっさん」「三匹のおっさん ふたたび」を経て、僕にとっての有川作品4作目が、この「植物図鑑」。初対面の行き倒れのイケメンを部屋に上げ、同居生活を始めてしまうというのは少女マンガのような設定でリアリティに欠けるけれど、身の回りのあちこちでよく見かける雑草を材料に数々の料理を作り上げてしてしまうなんて、まさに目からウロコ。確かに僕も福島県は郡山時代、阿武隈川の土手でノビルを掘り、食べたなぁ(笑)。ヨモギを摘んでよもぎ餅を作ってもらったり、つくしのおひたしにドクダミ茶、そして、ちょっと違うけれどイナゴの佃煮も。でも、作中のタンポポの炒め物や天ぷらにはびっくりしたな(^^;。

それにしても、丁寧な言葉遣いを心掛けているように感じられる有川さんでも、本来の意味とは大きくかけ離れてしまった意味で「敷居が高い」を使うとは!? あえて使用したのか気になるところだ。「料る(りょう・る)」という、今では一般的に使われなくなってしまった言葉を使っているのも気になる。

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