クライマーズ・ハイ/横山秀夫 文春文庫

クライマーズ・ハイ/横山秀夫 文春文庫


クライマーズ・ハイ/横山秀夫
2006/6/10初版、文春文庫(2003/8単行本)

1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者、悠木和雅が全権デスクに任命される。一方、共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とは―。あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編」。

日航ジャンボ機墜落事故

今年、30年目を迎える乗員乗客524名のうち520名が亡くなった、前代未聞の航空機事故「日航ジャンボ機墜落事故」。大阪行きだったこともあり、直接の被害者は知り合いにはいなかったが、被害者家族が同じ中学の先輩だか後輩という奴がいて、夏休み明けの高校で話題になった。

そんな日航ジャンボ機墜落事故を題材にした小説が、今作「クライマーズ・ハイ」。山崎豊子の「沈まぬ太陽」と違い、こちらは完全なフィクションで、墜落事故を取材する記者の当時の奮闘、苦悩ぶりを描いている。作者の横山秀夫さんは事故当時28歳で、まさに事故が起きた群馬県の「上毛新聞」記者。新聞社の人間模様を詳しく知ることができる。

コメント

  1. 『クライマーズハイ』 横山秀夫

    「横山秀夫」の傑作長篇『クライマーズハイ』を読みました。
    [クライマーズハイ]
    「横山秀夫」作品は8月に読んだ『出口のない海』以来ですね。
    —–story————-
    2003年週刊文春傑作ミステリーベストテン第1位
    1985年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者らの濃密な一週間。
    会社や親子など人間関係を鋭く描いた新境地作品。
    1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。
    衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者「悠木和雅」が全権デスクに任命される。
    一方、共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。
    組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とは―。
    あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。
    ———————–
    日航機墜落事故から30年ということもあり、今年の夏は本事件に関する特集番組や特集記事が目立ちましたね、、、
    ということで、本書を読んでみたくなりました。
    物語の舞台は群馬県の架空の地方新聞社「北関東新聞」ですが、、、
    「横山秀夫」が当時、地元群馬の「上毛新聞」記者時代、実際に遭遇した日航機墜落事故事故を題材にしていることもあり、未曾有の大事故を取材する新聞記者の奮闘がリアルに描かれていましたね。
    物語は、日航機墜落事故の全権デスクを任された「悠木和雅」を中心とした事故からの一週間の編集局の嵐の日々を軸に、17年後にかつての同僚で登山を一緒に愉しんでいた「安西耿一郎」の遺児「燐太郎」とともに谷川岳の鋭鋒、衝立岩に登攀する「悠木」の姿を「悠木」の内面・心情が描かれています。
    現場からのリポートが潰されたり、スクープを紙面化する際に難しい判断を求められたりする中、上層部や他部局から睨まれ、疎まれ、部下の記者からも見放されそうになり… という苦しい…

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