天の梯 みをつくし料理帖/高田郁 ハルキ文庫

天の梯 みをつくし料理帖/高田郁 ハルキ文庫


天の梯(そらのかけはし) みをつくし料理帖/高田郁
2014/8/18初版、ハルキ文庫

『食は、人の天なり』―医師・源斉の言葉に触れ、料理人として自らの行く末に決意を固めた澪。どのような料理人を目指し、どんな料理を作り続けることを願うのか。澪の心星は、揺らぐことなく頭上に瞬いていた。その一方で、吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けについて懊悩する日々。四千両を捻出し、野江を身請けすることは叶うのか!? 厚い雲を抜け、仰ぎ見る蒼天の美しさとは!? 「みをつくし料理帖」シリーズ、堂々の完結」。

昨年の夏に刊行された「みをつくし料理帖」シリーズの最終巻「天の梯」。読後の感想は、「ああ、終わってしまった……」。

お薦め小説

まだまだ、終わって欲しくなかった。でも、「どういうふうに解決するのだろう? 早くラストを知りたい!」とも、ずーっと思っていた。それぐらい、僕の心を捉えて離さない作品だったのが、この「みをつくし料理帖」。

登場人物の多くが、「この人を主人公にしても話が作れるな」というぐらいキャラクターが立っていて、悪役も出てくるけれど、読んだあとに頑張ろうと思ったり幸福感に包まれたりする、本当に素晴らしい作品だった。現実世界が殺伐としているだけに、僕にとっては一服の清涼剤のようなものでした。5年後、10年後といった、その後を描いた続編とか、ほかの登場人物を描いた派生作品とか書いてくれないかな?

感動したい方、涙を流したい方、ホッとしたい方に、「みをつくし料理帖」シリーズはお薦めの作品です。

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