食べる女/筒井ともみ 新潮文庫

食べる女/筒井ともみ 新潮文庫

食べる女/筒井ともみ
2007/3/1発行、新潮文庫
2004/3、アクセス・パブリッシングより単行本

ひとはおいしい食事をすると元気になる。いとしいセックスをするとやさしくなれる―。台所で立ったままかきこむ玉子かけご飯、男が作ってくれる新鮮な魚料理、夫を見返すために作るこってりした肉じゃが、祖母お手製のおはぎ、結婚前に父と囲むつくね鍋……。おいしい食べ物の数だけ、おいしい恋がある。清清しいエロスも心地よい、愛する力が湧きだす物語をどうぞ召し上がれ」。

バイオリンのスタジオミュージシャンとして活動後、テレビドラマを皮切りにアニメ、特撮、映画の脚本家となり、小説家としても活動している筒井ともみさん。「必殺シリーズ」や「家族ゲーム」、「ときめきトゥナイト」「魔法のプリンセスミンキーモモ」「パタリロ!」「宇宙刑事ギャバン」と、僕が見ていたテレビ番組でお名前は存じ上げておりましたが、小説も書かれておられるとは!? てっきり同姓同名の方かと思ったら、小説のプロフィールでご本人と判明しました(^^;。

スローフード・スローセックス宣言

内容はタイトルの通り、食にまつわる女性の物語。とはいっても、小説の本編に入る前にまえがきなのだろうか? 「スローフード・スローセックス宣言」という短い文章があり、「ひとはおいしい食事をすると、体が元気になる。いとしいセックスをすると、心がやさしくなる」。だから、スローフード、スローセックスを始めよう! というスローフードとスローセックスの提唱がある。なので、女性を主人公にした食とセックスにまつわる物語と言ったほうが、より内容に近いだろう。まあ、そんなこんなで、中に1編、3話からなる男性が主人公のお話もあるのですが、16編から成るのが、この「食べる女」。

かなり性に大らかな破天荒な女性もいて、どちらかといえば一昔前のテレビドラマにありがちなキャラクター設定。職業もマスコミ関係者が多いし(笑)。僕の周りにはこういった女性が見当たらないので今一つリアリティに欠けるのですが、僕は、こういった女性に憧れる女性が多いようなイメージを持っています。なので、20~30代の女性にはお薦めかも? ちなみに、この文庫本の解説は女優の篠原涼子さんでした。

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