臨場/横山秀夫 光文社文庫

臨場/横山秀夫 光文社文庫


臨場/横山秀夫
2007/9/20初版、光文社文庫(加筆・修正)(2004単行本)

臨場―警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検視官』―。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全八編」。

人に薦められるか確かめるために読み直してみた「臨場」。本当は「看守眼」を候補に考えていたんだけど、見つからなかったので、こちらを(^^;。

連作短編

「終身検視官」の異名を持つ主人公が、観察力、知識力、推理力を駆使して、他殺か自殺か不明の死亡案件を見事解決するという連作短編。主人公の警察内における行動、活躍ぶりがあまりにもリアルなのに超人的過ぎる面があり、やや現実味に欠ける気がする。しかし、それさえ気にしなければ、他のミステリー作品同様、多少、展開が強引ではあるものの理に適った推理で納得してしまう。元新聞記者である作者の筆力もあり、人に薦められると改めて確信した。

横山秀夫作品では、「看守眼」「臨場」「クライマーズ・ハイ」を読了。「作者の誤認」と評されて直木賞を落選し、そのことで話題になった「半落ち」が、恐らく横山作品では一番有名。なのに僕は未読。近いうちに読まねば。

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