蟹工船・党生活者/小林多喜二 新潮文庫
蟹工船・党生活者/小林多喜二
昭和28年6月28日初版、新潮文庫
「海軍の保護のもとオホーツク海で操業する蟹工船は、乗員たちに過酷な労働を強いて暴利を貪っていた。“国策”の名によってすべての人権を剥奪された未組織労働者のストライキを扱い、帝国主義日本の一断面を抉る「蟹工船」。近代的軍需工場の計画的な争議を、地下生活者としての体験を通して描いた「党生活者」。29歳の若さで虐殺された著者の、日本プロレタリア文学を代表する名作2編」。
「小林多喜二、蟹工船、プロレタリア文学」。学校の授業で習い、受験のために覚えた単語。多くの方がそれで覚え、小林多喜二はプロレタリア作家で「蟹工船」を書いた人。読んだことないから「蟹工船」の内容も知らないし、プロレタリア文学すら分からない。というのではないだろうか? かくいう僕もその1人。
漫画化、映画化
それが2000年代後半、「蟹工船」が一躍脚光を浴び、2008年には「コミックバンチ」で漫画連載され、翌2009年にはSABU監督、松田龍平、西島秀俊、高良健吾の出演で映画化! ブームに乗るために読んでみようかな? と思いながらもすっかり忘れ(笑)、それから5年以上も経った今、やっと読了。
いやー、プロレタリア=労働者だから、「プロレタリア文学」って労働者を描いた文学だと思っていたら、社会主義、共産主義の文学だったんですね。45歳という、こんな年齢になって初めて知りました。お恥ずかしい(^^)。
1933年、軍国主義だった当時の日本で、小林多喜二が危険思想犯として特高警察に逮捕され、拷問死したと思っていたのですが、どうやら違うようですね。

コメント