てのひらの闇/藤原伊織 文春文庫

てのひらの闇/藤原伊織 文春文庫

てのひらの闇/藤原伊織
2002/11/10初版、文春文庫(1999/10、単行本)

飲料会社宣伝部課長・堀江はある日、会長・石崎から人命救助の場面を偶然写したというビデオテープを渡され、これを広告に使えないかと打診されるが、それがCG合成である事を見抜き、指摘する。その夜、会長は自殺した!! 堀江は20年前に石崎から受けたある恩に報いるため、その死の謎を解明すべく動き出すが……。解説・逢坂剛
すべては20年前のあの出来事が発端だった……。藤原伊織の新たな到達点を示す傑作長編ハードボイルド多忙の文庫化!!」。

続編が遺作

これぞ、ハードボイルド! 主人公の設定が、ある意味、世間離れしておりますが、そうでなければ、日本を舞台にした日本人主役のハードボイルド小説で、この作品のような結末は成立しないような気がする。でも、あまりにも突飛過ぎて感情移入しづらい。それでも爽快感はあるので、ハードボイルド好きにはお薦め!

これの続編「名残り火 てのひらの闇Ⅱ」が藤原伊織さんの遺作になるので近いうちに読みたいと思うが、読んでいない本が山積みなので、いつになることやら……。

それにしても、これだけのエンターテインメント作品を上梓している藤原さんの小説が10冊しかないなんて、とても悲しい。食道がんのため、59歳で亡くなられたのは本当に惜しい。

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