黒笑小説/東野圭吾 集英社文庫

黒笑小説/東野圭吾 集英社文庫


黒笑小説/東野圭吾
2008/4/25初版、集英社文庫(2005/4単行本)

作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁しながら、心の中で無理だなとつぶやく。そして遂に電話が鳴って―。文学賞をめぐる人間模様を皮肉たっぷりに描いた「もうひとつの助走」をはじめ、黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集」。

出版界にちょっと詳しい人は、かなり楽しめる

「毒笑小説」から9年の月日を経て送り出された「○笑小説」シリーズ第3弾。ブラックな笑いが、今回は13編収録。

最初の4編は、出版社の編集者と作家との関係を軸に織りなす出版界の黒~い内情を吐露したような連作になっていて、これがのちの第4弾「歪笑小説」へと続く布石となっている。本の好きな人や、出版界にちょっと詳しい人には非常に魅力的な内容(笑)。

残りの9編は、「毒笑小説」同様、オムニバス作品。過去に読んでいるせいか、あっという間に読了してしまった。それにしても、全く覚えていなかった作品もあり、自分のいい加減な記憶力を改めて痛感した(^^;。

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