蛍坂/北森鴻 講談社文庫

蛍坂/北森鴻 講談社文庫

蛍坂/北森鴻
2007/9/14初版、講談社文庫(2004/9 単行本)

「この街で、オレを待ってくれる人はもう誰もいない」戦場カメラマンを目指すため、恋人・奈津実と別れた螢坂。16年ぶりに戻ってきた有坂祐二は、その近くのビアバー「香菜里屋(かなりや)」に立ち寄ったことで、奈津実の秘められた思いを知ることになる(表題作)。マスター・工藤が、客にまつわる謎を解き明かす第3弾」。

三軒茶屋にある素敵な料理の数々が登場するビアバー「香菜里屋」を舞台に、マスターが客の話だけから推理する安楽椅子探偵ものの短編ミステリ「香菜里屋」シリーズの第3作。1作目は6篇、2作目は5篇、そして今作も2作目同様5篇から成る構成。第1作「花の下にて春死なむ」、第2作「桜宵」同様、ある理由で久しぶりの再読。

アルコール度数

ビアバー「香菜里屋」には3~12度とアルコール度数が異なる4種類のビールが置いてあり、最も度数の高いビールはロックスタイルで飲ませるという。お酒に弱いので普段からそんなにアルコールを口にしない自分だが、毎回登場する、この異なる度数のビールが気になって仕方がない。

僕の記憶では、スーパーなどで手軽に手に入るビールが4~6度だったはず。小説で使われるぐらいなんだから、このようなスタイルのビアバーが現実に存在すると思うのだが……。う~ん、飲み比べてみたい(^^)。

今作もアルコールに合う、マスターによる丁寧な処理を施された素敵な料理に心を奪われてしまった。自分でも作ってみたいと思うのだが、あまりにもさらっと紹介しすぎているため、はたして作中のものと同じものが出来上がるのかどうか……?

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