パイプのけむり選集 味/團伊玖磨 小学館文庫
パイプのけむり選集 味/團伊玖磨
2014/12/10初版、小学館文庫
「日本を代表する作曲家團伊玖磨さんが三十七年にわたって書き続けた名エッセイ集から選りすぐったシリーズ第4弾。舞台は日本、アジア、ヨーロッパに中近東まで。「グルメではない、大喰いなだけ」という好奇心旺盛な筆者が地球のあちこちで体験した味をウィットに富んだ筆で書き綴った、極上の一冊。嫌いな物を食べるのが趣味ゆえに巻き込まれるトラブルとは……『アイス・クリーム』、唐津の藻屑蟹と上海の藻屑蟹を食べ較べてみたら……『蟹の甲』、アムステルダムの親爺が熱く語る珍説……『オランダの鰻』、ほか珠玉の四十八編。解説は平松洋子さん。
『食』『旅』『話』に続く至福の随筆シリーズ第四弾! 「博覧強記とかダンディなどという言葉には収まりきらない懐の深さがある」平松洋子(解説より)
鰻蒲焼き、焼肉、蒸し上海蟹、鯨刺身、焼きそば、コンソメ・スープ、七面鳥ロースト、葡萄酒、カレー、ほか、極上の「味」とドラマがぎっしりの全48編」。
「ぞうさん」「おつかいありさん」の作曲家
日本を代表するクラシック音楽家の1人で、童謡の「ぞうさん」「おつかいありさん」の作曲家でもあると言えば、團伊玖磨という名前は知らなくても曲は知っているのではないだろうか? そんな團伊玖磨氏が1964年から、亡くなった年の2001年までの37年間に渡って「アサヒグラフ」に連載した「パイプのけむり」を、テーマ別に再編集し、ルビ・表記等を変更して再構成したものが本書。
プロの物書きではない上に、年代も古く書き手が高齢なため硬い文章が多いが、氏の博学、こだわりなどがよく分かり、團伊玖磨の人となりを感じることができた。

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