ランチのアッコちゃん/柚木麻子 双葉文庫

ランチのアッコちゃん/柚木麻子 双葉文庫

ランチのアッコちゃん柚木麻子
2015/2/14初版、双葉文庫

地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」。気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ変わっていく自分に気づく(表題作)。読むほどに心が弾んでくる魔法の四編。大人気の“ビタミン小説”をぜひご賞味ください」。

シリーズ化?

ここ数年、直木三十五賞の候補に選ばれ、今年2015年には、「ナイルパーチの女子会」で第28回山本周五郎賞受賞した柚木麻子さん。その柚木さんの作品を初めて読んでみた。ちなみにこの作品、今年、NHKのBSプレミアムでテレビドラマ化もされたようだ。

素敵な女性上司との付き合いにより、派遣OLの平凡な日常がほんの少しだけど一変し、成長していくという物語。ストーリー的にはよくあるものながら、現実にはあまりありえない少女漫画のような設定で、男性にはイマイチかも? そんなこんなで、まるで少女漫画を読んでいるような感覚で読了したが、僕にとっては可もなく不可もなくの作品。でも、女性が主人公だし、女性が憧れるであろう女性上司も出てくるし、足りないようなキャラの女の子が男性に意見をするしで、女性が読むと確かに元気をもらえると思います!

それにしても、4つの短編で構成されているのだが、確実にシリーズと言えるのは2話目まで。3話目では、一応、ほんのちょっとだけ無理矢理関連付けているが、4話目はまるで無関係。文庫本の折り返しに「シリーズ続編に『3時のアッコちゃん』がある」と書かれているけれど、第1弾で早くもシリーズとしては破綻していると思うのだが……(^^;。

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