ふたり狂い/真梨幸子 ハヤカワ文庫

ふたり狂い/真梨幸子 ハヤカワ文庫

ふたり狂い真梨幸子
2011/11/15初版、ハヤカワ文庫(2009/3、単行本)

女性誌<フレンジー>の人気連載小説「あなたの愛へ」。その同姓同名の主人公が自分だと思い込んだ川上孝一は、思い余って著者の榛名ミサキを刺してしまう。それに端を発して起こる、デパ地下惣菜売り場での異物混入事件、ネットでの企業中傷事件、そして郊外マンションでの連続殺人――だが、その背後には謎の女マイコの存在があった……。現代人のささやかな狂気と、連鎖する因縁の果てに明かされる驚愕すべき真実とは?

1回では理解できない

殺人鬼フジコの衝動」ではまってしまった真梨幸子さん。続編である「インタービュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実」を読み、真梨幸子作品3作目となったのが、今作の「ふたり狂い」。全8編から成る連作短編小説だが、連作なのだろうか? 読み直す気が無いので僕の勘違いなのかもしれないが、短編として読むには十分なのだけれど連作となると破綻しているような……。

まあ、どの短編も狂った人が出てきて面白おかしく読めるのだけれど、肝心の結末がぼやかしてあったり、短編と短編に登場するキャラクターが同一人物かどうか微妙であったり、同一人物だとあからさまに分かるように表現していなかったりと、実に不親切な筆の運びなのだ。もしかしたらこの作品は2回以上、読み込まないといけないのかもしれない。というか、これだけは確実に言える。1回読んだだけでは絶対に理解できない!!

何度も読み込む伏線探し好きには非常に楽しめる良い作品だけれど、そうでない人には面倒くさい小説です(^^;。

殺人鬼フジコの衝動/真梨幸子 徳間文庫
インタービュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実/真梨幸子 徳間文庫

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